東京で知り合ったサルバカの1人。かなぶんさんが関わった1冊のDVD付きの本。
「岩本昌樹直伝シュチュエーション別 1対1ドリブルテクニック」つー本を買った。
○想い起こせば
今でも忘れない。大濠公園でトットラスの10番、エース松永と夜に始めて1対1をした。
なんかテレもあったが、いつの間にか真剣にのめりこみワクワクした。
組織を重視する日本では、個人プレー=悪、組織プレー=効率的のような風潮も残るが
フットサルを楽しむことや、本質を追求すると、1対1に大事な答えがあるように想える。
○気になる内容は
これはフットサルを好きな人たちが作ったんだと随所にわかります。
・技のタイトルがわかりやすく良い
ボクもブログで書くとき、技とかは"いかにシンプルで動作と目的がわかる言葉にするか"という
のを意識して勝手に命名します。細かく説明すると長々となるのでスピード感ある表現が大事。
この本は、そういうのしっかりわかってて、なかなか良い命名してるなーと関心しました。
・シュチュエーションが実戦的で良い
右サイド、左サイド、中央正面向き、中央背面向き、キーパーと1対1の5つ。
技だけでなく"どういう状況でどう戦うか"を意識した構成に納得。使える。
・コラムが素敵
良く読めば、ドリブルのポイントやタブーなど凄く重要なことをサラッと教えてくれてる。
ドリブルの代名詞みたいな人があえてそのコツを出し惜しみしない潔さに惚れました。
・フェイクを忘れずに
ボールを受ける前にフェイクを入れる。これ凄く大事。
そういうのが各シュチュエーションの最初(=各ポジション)に何度も書いてあるこだわり。
そうは言っても素人は、フェイクでスタミナを奪われる。
それでも1試合3回→5回→10回と徐々に増やして行けば良い。
とにかく凄くシンプルだけど、フットサルを知っている人が本当に必要なことを随所にさりげなく
でも目についてしまう感じでしっかり書いてあった。
○付属のDVDは
文句なしですね。
作った人がフットサルの向上心溢れる人で、その人が自分が観たい角度で撮って
編集してるから凄く観やすい。隣から見た感じとほぼ正面の2アングルで反復回数も程よいっす。
あと、おまけの動くバルドラール浦安の選手名鑑良かったな。
普通こういうのシュートシーンとかがバンバン流れてカッコイイんだけど
これは体育館で後ろにはママさんバレー?の練習風景が超リアルなフットサルの雰囲気。
動く部分も練習風景の切り抜きみたいで、岩本選手もダッシュからパスとか、他の選手はパスだけとか
フットサルしてる人は自分の練習風景がフィードバックしてニヤリとしてしまうんじゃないかな。
本編がミラクルなドリテクなんで逆に当たり前の練習風景が正解だな。
○悪いところは
そもそもボクは岩本昌樹選手は参考にしません。うますぎて全くマネできないからです。
特にラボーナをからめたフェイントが多く、それが素人からのボクにはハードルが高すぎる。
でも、本にも書いてあったけどこの本の技の1つでも良いし、1部でも良い。
ドリブルが増えるということは、楽しみや武器が増えるということ。
ひたむきに何か盗もうと想う。いつかはラボーナ。
○総評
総評として、良かったっす。
正直、2人目の子供が生まれフットサルも一時休止。仕事も忙しく、いつの間にかフットサルの
情熱はくすぶってたというより消えかけてたかもしれません。
そんな中、もう一度情熱を呼び覚ますのに、この本の刺激は強すぎました。
uno contra uno。1対1から始めてみようと想います。