前回の完敗から約半月。その間に、チームメイトの戦術不満も噴出し胃が痛い時期を過ごした。まー、意見がでるということはそれだけ本気で皆取り組んでるとも解釈できる。
基本的に相手より運動能力で落ちるトットラス。勝つ為には「しっかり守る」ということで、ボクは欧州CL優勝のリバプールを参考にすることにした。ジェラードを色々読み漁ってわかったんだが、ボクはバランス良い左右へのパスの配球と前後左右のポジション取りでゲームをコントロールするのが得意でそういう選手はバランサーというらしい。自分にピッタリの言葉が見つかりうれしかった。
試合は前回同様、助っ人だらけだったが今回はデルピエロ岡崎がいたお陰でトットラス本来のバランスは保てた。
内容はボクにとっては痛い一日。厳しいボディチェックで踏ん張り爪はわれるは、ヘディングで横からヘッドバットを喰らい意識朦朧とするは、すり傷も絶えない。しかし魂で乗り切った。
今日の初めの勝利には得点で貢献できた。ヘッドバットを喰らい朦朧としてたんで、前線でフラフラしてたらボールが来た。フリーなのに左足の爪が割れてて踏ん張りも効かず、崩れながらもトーキック!あまり考えてなかったせいかボールの中心のちょっぴり左側を蹴り上げ変な回転でゴレイロのポロリを誘いゴール!その後は朦朧さと必死さであんまり覚えていないが、皆が攻守に頑張り勝利を上げた。しびれた。
2勝目は、取ったり取られたりの接戦。言い忘れてたが今日のルールは3点先取で勝利。2対2までもつれ込んだ好ゲーム。途中までゲームのバランスを取ってたが、前線が動けなくなってきたので流れからトップに張る。チャンスが来た!あんまり覚えていないが相手ゴレイロがシュートをキャッチと思いきやボクの目の前にポロリ。「もう動けん。」と思ったボクは、前日見たバッジオのDVDを思い出していた。ファンタジーアが生まれた!冷静に足裏で正面にキープしたボールをループシュート!ゴレイロは股下をケアしにいき、完全に裏をついたそのボールは・・・残念ながらバーを超えていった。W杯USA決勝でバッジオがPKをはずすシーンのようだった。決定機をはずせば、流れが変わる。ということで、一気にゴール前まで戻り守りに徹した。相手とせめぎ合う攻防。しかしふと気づけばシェフチェンコ東本からデルピエロ岡崎へボールがつながり右45度からファインゴール!逆デルピエロゾーン(=普通のシュート)にしびれたー!
結局、2勝4、5敗で負け越したんだが、前回の過ちを払拭することができた。何よりも勝利するたびに本気で喜びチームメイトとマジ抱き合い(はずかしい)。来年W杯に向けて、より熱いフットサルができるチームになりたいな。