ボクの中学のサッカーの思い出でいまだに覚えてる、良い事と悪い事がある。しかもどちらも同じ試合で起こったことだ。
それは、中学のサッカー大会の話だ。
良い事は、試合中盤で右中央でボールを受け、そのまま右サイドを駆け上がろうとした。しかし、相手クラスの仲の良い友達チャッピーが、ボールを奪いに来た!すぐさまボールをキープし、パスを出そうと中央を見たら敵でサッカー部のヒロシが来て、さらに誰か知らん人が来て、気づけば3人に囲まれていた!!
必死にキープした中、一か八かで当時マイブームだったヒールキックで後ろに蹴りだしながら反転・・・あれ?3人を置き去りにしてグランド中央を向いてる。
チビで運動が苦手なボクが3人を抜き去ったことでギャラリーは大歓声!皆の声援を込めて、ロングボールを前線に蹴りこんだ。
中学のプレーの中で一番ウレシイ瞬間であった。
では、悪い事はその試合の始め。右サイドバックで出場したボクだったが、相手のサイドチェンジは精度を欠きイージーにボクにわたった。
30m先には校内一うまいと言われるヨッちゃんがいたが、冷静にフィールドを見渡していた。
すると、味方のサッカー部、ユウジロウくんから「ケイ、出せ!」と指示がでる。
(心の声)「まじで!?いくらヨッちゃんと対峙してるからって、この距離でセーフティーファースト!?」
ユウジロウくん「おい!なんしよーとや!早く出さんや!」
指示の意図が理解できず困惑するボク。気づけばヨッちゃんが10m先まで近づいている。
味方に信用されてないのか?と悔しい思い一杯ながら、指示通りサイドラインに思いっきり蹴ってボールを出す。
ちょっぴり、ミスキックでギャラリーの女の子にぶつけるところだった。
試合開始からテンション下がりまくり。(心の声)「いくら下手だからってそれはあんまりだ」を繰り返しながら右サイドを前後に動き続けていた。
が!?最近、フットサルやり始めてボクらのチームでもコミュニケーションがうまくできんもんかな?と考えているとき、その話を思い出し気づいた!
多分、ユウジロウくんが言ってたのは「ケイ、(味方に蹴り)出せ!」だったのではないだろうか?当時のボクの中では、出せ=外に出せだった。
コミュニケーションとは難しいとつくづく思った。
サッカー部だったユウジロウくんは、今やイタリアンがベースで、デザートが超うまいカフェの店長。今度、ピリ辛のパスタでも食べながら、聞いてみようかな?まー、向こうは覚えてないかもしれないが・・・。