東京出張中に渋谷、新宿、秋葉原…etcと探し廻ったNumberシリーズの昔サッカーDVD。
結局、見つけることができなかったが、地元の双葉図書のレンタルビデオ屋でビデオを発見。
まさに灯台もと暗し・・・全部借りて観た。
プラティニは、ゲームメイクで魅せるがマークされてて期待より動きが悪い。
クライフは、哲学と顔の彫りの深さからキビシイ人のイメージだったが、倒れた味方を気遣ったり
大きな優しさを持つ偉大なキャプテン。
ミスターヨーロッパ、ルンメニゲはデカイのにスピードもあり、テクとゲルマン魂の塊。
マラドーナは、とにかくスゲー。プレーにミスはほぼなく、普通にマルセイユとか使ってた。
あれで5人抜いたり、アシスト決めたりするわけだから、神だね。
その中で、やっぱり最高の試合は、イタリアvsブラジルの82W杯の試合。
黄金のカルテットのブラジル代表、最高っす。フットサルの基礎が全て詰め込まれた感じ。
パスを横に出したら、縦に抜ける。ピヴォ(ジーコ)に当てたら、アラ(ソクラテス、ファルカン)がファー詰め。
ボールが廻るし、全員がサルテクを持ち(本場だから当たり前か?)、チームが一体となり
前に抜ける動きとそれをカバーする動きが自然に連動する。すべては戦術ではなくセオリー。ブラジルそのものっす。
対するイタリアは、歴代最高のブラジル代表に対し、渾身のカテナチオ。7人くらいで自陣を守る。
身体を投げ出し、ジャンピングキックでクリアし、とにかく一生懸命守る。
今の戦術的なカテナチオも良いが、20年前の渾身のカテナチオに忘れてたなにかを思い出す。
とにかくよかったっす。内容はココの方が詳しいっす。
全部観て一番印象的だったのは、クライフの左コーナーキック。
右足のアウトサイドで、右曲がりにカーブをかけてた。
現代では、左コーナーキックから右足アウトサイドで蹴るなんてありえないが
その考え自体が、TVで観る試合に想像力を減らされてることに気づく。
逆サイドに蹴るのに、トーキックのやつもいた。しかし、それも有り。
何かに捉われず、自分で考えれば、まだまだ創りだせる。楽しめる。
皆をビックリさせれる。ニヤリとほくそ笑みながらワクワクしている今日この頃でした。