仕事が早めにこなせたので、映画ZIDANEを観にシネカノン有楽町へゴー!
奥が深く大変よかったです。
はっきり言って、サッカーやジダンが好きというだけで観る映画ではありません。近代アートのような映像、軍事用のズームカメラなどを用いたテクノロジー、時にはクラシカル時にはヒステリックな音楽、そういう芸術的な部分に興味や自分なりの考えがある人でないと面白くないと思います。
僕は、たまに美術館に行ったり、大学時代に音楽してたり、フットサル&サッカーを本を読み漁ったりしているので、幸いなことにこの映画とシンクロできました。
また僕自身、試合中に自分の息遣いや足音、ボールの音に耳を傾けたり、「敵味方含めてこのメンバーと今フットサルできて良かったと」物思いにふけたり、サンバやクラシックの音楽を思い出したりしながら試合しているので、(たまたまかもしれませんが)この映画自体が僕がピッチに立っているときの感覚に近かったのも面白かったっす。
非常に1言でまとめるのが難しいのですが、多くの芸術というか才能が集約されていて、プレーや感情だけでなくジダンという(思想を含めた)存在そのものが詰め込まれた、深い芸術作品でした。
ディープブルーとか観るつもりでいくと良いと思います(ジダンはくらげかよ!)。うぃーっす。